遺品整理を生前に進めておくことはできるの？できる限り整理をすることは可能です。

こんにちは！遺品整理の断捨離屋です。ご自身が年齢を重ねていくにつれて、自然とご自身たちの死去後のことを考える機会が増えていきます。そんな中で遺品整理を生前に進めておくことが出来るのかとお悩みになることはありませんか？今回は今元気な段階で進めて置ける内容を解説していきます。残していく家族たちに少しでも手間の少ない遺品整理にできるように工夫しましょう。

生前には、ご自身の遺品整理を行うことはできません。遺品整理は、なくなってしまった故人様の所有していたすべてを整理することをいいますので、ご自身が健在の今では、すべてを手放すことはできませんよね？そういう意味で遺品整理はできないです。遺品整理はご自身が亡くなってしまったのち、相続を受ける遺族の方々によって行ってもらうことです。いつかやってくる遺品整理までに、その遺族様方へ少しでも手間の少ない遺品整理で済ませられるように準備を行っておくことは大変喜ばれるでしょう。

ご自身がご健在の段階で遺品整理に対しての意向を示すのであれば、生前整理を行うことはどうでしょうか。終活ともいわれるこの生前整理。ご自身で身の回りのものを整理しておくことを指します。こういった整理を行うことで、自身の人生を振り返る貴重な時間にもなり、残されている人生の時間をより大切にする気持ちと向き合うことにもつながります。

生前整理を進めるメリットの一つとして、ご自身の死去後の希望を残しておくことが出来るでしょう。そのため遺品整理の際に意見を反映してもらいやすいように、遺族に残しておくことが可能です。遺言として書面に残したり、エンディングノートという簡単な形式でも意思を書き留めておくといいでしょう。

ご自身の遺品整理に対してどうしても意見を残しておきたいとい希望がある場合は、生前に遺言書やエンディングノートを記載しておきましょう。生前の今、自身がどう考えているのかということを書き留めておくことで、遺品整理を行うことになる遺族の方々が判断に迷わず遺品を整理していくことが出来るでしょう。また、こういった思いを書き留めておくことに合わせて、ご自身が所有しているデジタル機器類のパスワード関係やあらゆる契約関係を一式まとめておくと、遺品整理を行う際に大変助かる情報となります。デジタル機器類にパスワードが掛かっていると、遺品整理を行う際にどうしてもロック解除を行うことが出来ず大変な思いをさせてしまいます。また、パッと目には見えない契約（サブスク・定期購入など）も、まとめておくことで解約対応を抜かりなく行うことが出来ます。

遺言書に遺品整理についての内容を事細かに指定したとしても、それに法的効力があるわけではありません。遺言書は、法律で定められている内容にのみ法的効力が生じます。そのため遺品整理で記している内容が法律で定められている内容ではなかった場合、必ずしもその通りに進めなければいけないという物ではないことを認識しましょう。財産分与や相続先の指定をすることには法的効力がありますが、遺品整理時にこの遺品は残してほしいなどといった希望は、あくまで希望を残しておくに過ぎないということになります。

死後事務契約とは、その契約を行った当事者が亡くなった際に必要になる事務的な対応（多くはお葬式や火葬・埋葬に関すること）について、生前に委任することを契約するものです。これらは遺品整理業者と契約を結ぶこともできますし、親族にあらかじめお願いしておくことも可能です。遺品整理業者に依頼をした場合、当事者が死去された連絡を受けた際、スムーズに死去後の対応を行ってくれます。

ご自身の死去後のことを考える時間を持つことはとても大切です。人は必ずいつか死んでしまいます。その時が来る前に生前整理を行うことで、ご自身の今までの思い出を振り返りながら断捨離をすることができ、また残された時間をより一層大切に生きようと心に決めるきっかけになります。また、生前にこういったコツを知っておくことで、遺品整理時に大変になるポイントを知ることが出来ますよね。少しづつご自身の情報をまとめておいたり、遺言書で書き留めておくことで、きたる遺品整理の際に親族の方々への優しいバトンパスにつながります。